カフショップでは、開店当時よりお客様のお名前(英文)頭文字を
刺繍で表すイニシャル・カフリンクスを、ご注文によって製作してきました。 

そして、もっと気軽にお買い求めいただけるよう、既製品の刺繍イニシャル・カフリンクスもご用意しています。

このイニシャル・カフス(既製品)を企画する際、
書体、生地、糸の色を決め、『さあ 準備OK』 っと両手を上げて・・・、
ここでハタと疑問に思いました。 

アルファベット26文字、全てを同じ数だけ作る必要があるのだろうか?と。

そこで、イニシャルについて調べてみました。
すると、次のような記載をネット上で発見。

「歴代首相のイニシャルは、MとHとKが多い」

 そう言われてみれば・・・。 平成の世になってからの首相は10人。
そのうちMは3人(宮沢、村山、森)、Hが3人(細川、羽田、橋本)と、MとHのイニシャルの首相が断然多いのです。 

さらに、戦後の首相27人全員を振り返っても、やはりHが一番多く(5人)、ついでM(4人)、K(4人)となっています。

 M.H.Kのイニシャルの人は、首相になりやすい?

 一瞬、こんな錯覚を抱いてしまいますが、これは次のような日本語の特性によるもの。

日本語の「あかさたなはまやらわ」は、母音の「A・I・U・E・O」のほか、子音の「K・S・T・N・H・M・R・W・Y」に、前記の母音がくっついて成り立っています。 

そのため、頭文字となる英文字は26文字中、13文字と半分に絞られてしまいます。 

さらに、「K」などが、「か・き・く・け・こ」の5文字に使われるのに対し、「A・I・U・E・O」は、それぞれ「あ・い・う・え・お」の各1字しかありません。 
また、「W」は「わ」のみ、「Y」は「や・ゆ・よ」3文字、
「R」で始まる名字は少ないことから、13文字のなかでも、特に「K・S・T・N・H・M」の6文字が使用頻度の高い文字、
ひいては日本人名のイニシャルに多くに見られる文字となる、ということです。

★カフショップのオリジナル・カフリンクス<イニシャル>
★カフリンクスのオーダーメイド