このところ航空機事故が相次いでいます。

一作日、テレビで全国に生中継された高知空港の航空機胴体着陸。
機中の乗客の緊張と恐怖を想い、無事着陸できた瞬間は本当に安堵しました。

本日、ご来店いただいたお客さま。
イニシャルのカフリンクスをお買い求めいただきました。
ご自分用のカフリンクスなのですが、ご自分のイニシャルではない。

先週起こったインドネシアの航空機事故で、
生存者となったご友人のイニシャルなのだそうです。

今は入院されているご友人の回復を祈って、カフリンクスをつけられるとのこと。
また、大惨事となった事故から無事生還された、
ご友人の強運にあやかりたいというお気持ちもあるそうです。

当店のイニシャル・カフリンクスは左右同じ英字1文字づつで1ペア。
お客様は、カフリンクスの片方をご友人の姓、片方を名のイニシャルとするため
2ペアお求めになりました。
「友達も欲しがるだろうから」と。

死に直面するような事故にあう確率。
それは、ごくごく僅かなもので、私を含め多くの人は
「自分は大丈夫。自分の周囲の人もそんな事故にはあわない」と
どこかで思っていると思います。

しかし、このようなお話を聞くと、
改めて、その確率は、僅かだけれでも決して0ではない、と思い知らされます。
「一寸先は、どうなるかわからない」
人の運命を思った午後でした。

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