ノコギリ1ノコギリ2









のこぎり(鋸)には、チェーンソー(鎖鋸)、 ジグソー(糸鋸)、 弓鋸 など、色々な種類がありますが、今回のカフスボタン(カフリンクス)は日本ののこぎりではなく、西洋ノコギリです。

日本ののこぎり、西洋のノコギリ。その大きな違いは使い方の向き。
西洋のノコギリは押す!
日本ののこぎりは引く!
歯の向きがそれ様になっていますので、西洋ノコギリは押す時に、日本ののこぎりは引く時に切れるようになっています。
やみくもにゴリゴリやってもダメなんですね。

ノコギリは勿論、金属や木材を切断するための工具なのですが、「切る」以外にも使われます!西洋ノコギリなのに引く(弾く)んです。

のこぎり音楽をご存知でしょうか?
テレビやラジオや演芸場で演奏をご覧になった方も多いと思います。
片刃の西洋ノコギリを座った状態で足で挟み弓やマレット(ばち)で演奏されます。

のこぎり音楽の歴史は古く、19世紀中頃には音楽用として販売される以前から叩くことによっても音を奏でていたようです。
英語圏ではミュージカル・ソーやシンギング・ソーとして知られ、20世紀に入るとサーカスやバラエティーショウに登場しクラシック音楽とも共演を始めたノコギリです。

工具として馴染み深いノコギリを弾く様子は、何ともいえない(*^_^*)可笑しみがあるのですが、やがてノコギリの音色に引き込まれます。

↓のこぎり演奏家/作曲家サキタハヂメさんのサイトです。
サキタさんは、のこぎり音楽世界大会で2度優勝の実力者。
【WHAT'S MUSICAL SAW? 】
http://www.musicalsaw.net/sakihaji/nokogiri/nokogiriongaku.html

のこぎり音楽、試聴できます。
聴かれたことのない方はぜひ!
http://www.musicalsaw.net/sakihaji/discography/discography.html

本日は「世界のこぎり音楽フェスティバルin東京」の日
http://www.musicalsaw.net/sakihaji/schedule/schedule.html
チケットの取れなかった私は一人でサキタワールドを堪能します。

<サキタハヂメさんののこぎり音楽のイメージ>
夢の中で目を閉じると、そこは床も天井も壁もガラス張りの部屋。
部屋のなかにノコギリの音色が響きます。
夢の中で目を開けると、そこはそよ風の吹く草原。
花や草が揺られ穏やかな日差しが雲の間から差し込みます。
それはずーっと昔の夢なのに凄く鮮明で、初めてハイビジョンテレビを観た時のようなでまるで眼が良くなったように鮮やかで一粒の草の露の輝きをも逃さない。
それでいて夢はとても深く温室のようなガラスの部屋からは出たくない自分をみてる。

ノコギリの音には哀愁があり、脳が刺激されます。
口笛と相性が良いです。
口笛でのノコギリの音を追いかけると、まるで自分がのこぎり演奏家になったように感じます。
のこぎりは音を探すのが難しそうですが、口笛はリードしてくれる楽器があるととても楽に吹けます。
やさしい先生にピアノの伴奏をしてもらっているような感じでしょうか。


→カフショップのノコギリ・カフリンクス