べっ甲(鼈甲)は、熱帯に棲むウミガメの一種・タイマイの甲羅です。


古くから工芸品、装飾品の素材として重用された歴史をもち、淡い黄色〜褐色の美しい色合いと光沢から、「海の宝石」とも呼ばれています。


タイマイは、1992年、ワシントン条約により輸入禁止となっており、現在の日本国内のべっ甲製品は禁止前の在庫で造られています。


べっ甲の風合いは人気があることから、べっ甲柄のプラスチック製品が出回る中で、天然のべっ甲を加工した製品を、本べっ甲として区別しています。

人の爪などに近い有機物である本べっ甲は、しっとりとした手触り心地で、プラスチック製品とは異なる独特な風合い、奥深い色艶がございます。


◆べっ甲の素材(タイマイの甲羅)

甲羅の表面を削り、美しい色合いの部分を取り出します。ニカワに似た成分を持つ甲羅は、熱を加えることで、厚みを出したり曲げる加工ができます。

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◆本べっ甲の靴ベラ

薄くしなやかで踵へのあたりが柔らかい、携帯できる靴ベラです。靴を履く動作を、よりスムーズにスマートにしてくれます。

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