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カフショップの春のディスプレイ。

スポーツをモチーフとしたカフスとともに
「スポーツの起源」をたどるウインドウにしてみました。


これは何のスポーツか分かりやすい?!

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ゴルフは、モグラの穴に球を入れて遊んだのが始まりとされています。

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スポーツの起源については「諸説あり!」ですが、
今回のディスプレイでは下記を参考にしています。


◆ラグビーの起源

当時(18〜19世紀?)のフットボールは、ボールを手で扱うことが許されていました。伝承によると、1823年、パブリックスクールの一つのラグビー校で、ウィリアム・ウェッブ・エリスが取ったボールをそのまま手に持って走った(ランニングイン)ことで、ラグビー・スクールでは「ラグビースクールルール」として定着しました。
これがラグビーの起源とされています。
1871年、ランニングインを認めるクラブは、サッカーの協会(Association)とは別にユニオン(Union)を設立し、楕円形のボールを巡ってフットボールをするラグビー・フットボールをプレーするようになっています。

◇楕円形のボール

諸説はあるものの、いま最も有力な説となっているのは、“昔は豚の膀胱をふくらませてそれに皮を張り合わせてボールを作っていたから”というものです。豚の膀胱は適度な弾力があってボールに最適な素材だったのです。その豚の膀胱に空気を入れてふくらませた形が楕円球(いまのようなきれいな形ではなく、ややいびつな形ですが)で、その後、持ちやすく投げやすいように少しずつ形が改良されていったわけです。

◇アメリカンフットボール(アメリカンラグビー)について

1869年11月6日、アメリカで初めてのサッカーの試合がラトガーズ大学とプリンストン大学の間で行われました。その後7年の間に、東部の学校ではサッカーよりラグビーを好んでプレイするようになりました。そして、フットボールはラグビーから発展する形で全米各地へ広まっていきました。1876年には初のアメリカンフットボールのルールが起草されました。そして、後に「フットボールの父」として知られるようになる、ウォルター・キャンプが初めてフットボールとの関わり合いを持つようになりました。
<参考>
日本サッカー協会HP
ワセダクラブ
Vol.09 ラグビー雑学その1ラグビーボールはなぜ楕円球なのか?
NFL公式サイト日本語版


◆野球の起源

野球のはっきりした起源ははっきりとわかっていませんが、もっとも古い形跡は古代エジプト時代にみられるようです。ロンドン大英博物館に展示されている絵の中から2000年以上前にバットとボールを使って遊んでいた様子がうかがわれます。
ベースボールの片鱗が見られるようになるのは「ラウンダーズ」という競技からです。このラウンダーズが発展した形のゲームが19世紀のアメリカで競技され「タウンボール」と呼ばれました。
ラウンダーズはいまでもイギリスの島ではゲーリックフットボールやハーリングなどとともに競技され、その島が承認するゲーリック体育協会も存在しています。
ベースボールとラウンダーズはともにクリケットを起源にしたものらしく、もともとはフラマン人の羊飼いたちによって14世紀ごろイギリスにもたらされた遊びでした。17世紀にはいってからスポーツとして本格的に競技されるようになりました。
<参考>
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)
野球の起源と歴史


◆ゴルフの起源

ゴルフ発祥の地については諸説様々で、主として英国のスコットランド説とオランダ説の二説に分かれますが、未だに決着をみていないようです。
しかし、ゴルフにまつわる文献は圧倒的にスコットランドの方に多く残っています。
一番有名なのは「羊飼い説」。
14世紀頃、スコットランドの羊飼いが羊を追う棒で石ころを野うさぎやモグラの巣穴に転がり入れたのが始まりと言われています。

◇ゴルフボールの変化

その後、小石が木の根元を丸く削ったボールに変わり、次に皮袋に鳥の羽を詰め込んだ「フェザー・ボール」に変わりました。
そして1943年に登場したのが樹脂を乾燥させたゴムのボール、「ガッタバーチャ・ボール」です。このゴム製ボールはツルツルでほとんど飛ばなかったそうですが、繰り返し使用し表面に細かい傷が増えるにつれ次第に飛ぶようになり、これが今のボール、ティンプルの原型になったということです。

◇ゴルフクラブの変化

また初期のゴルフクラブはヒッコリーというしなやかで強靱な樹木から作られました。ヒッコリーは20世紀の中頃までスキーのストックに使われていたのでご存知の方も多いと思います。
クラブはその後、ヘッドにパーシモン(柿の木)とゴムのボールに一番マッチする軟鉄が採用されるようになり、現在に至ります。
このように19世紀後半からゴルフは急激に変化を遂げていきました。ちなみに全英オープンは1860年に第1回大会が開催されていますが、伝説上の有名なプロ、トム・モリス親子らが活躍したのもこの時期にあたります。
<参考>
ホームメイト・ゴルフ(東建コーポレーション株式会社)


◆サッカーの起源

現在のサッカーの発祥はイングランド(英国)とされていますが、ボール状のものを蹴るという催事は、古代エジプトや古代ギリシャなど、世界中で行われていたようです。FIFA(国際サッカー連盟)では、2000年前に中国で行われていた蹴鞠を「サッカーの最も古い形態」と認めているのですが、どうやらかなり物議を醸しているようです。
ところで、現在のサッカーの元となった出来事として、、、
ケンブリッジ大学において、"ランニングイン(ボールを手に持って走る)”ことを認めないイートン校出身の学生と、ランニングインを認めるラグビー校出身の学生の間で対立が起きました。1848年に大学内に委員会が作られ、「ケンブリッジルール」が制定されました。1863年に協会が設立されたときは、「ケンブリッジルール」をもとにルールや規約を起草したとされ、ボールを手に持って走る"ランニングイン"は認めないこととしました。
<参考>
日本サッカー協会HP お問い合わせ
笹川スポーツ財団HP スポーツの歴史 第1章 1-3 サッカーの起源と伝播


◆テニスの原型

現在のテニスに近い競技は、12世紀頃(日本では鎌倉時代)フランスの修道院などの回廊で、球を手で打ち合うことから始まったと言われています。そのため、ポーム(Le jeu de paume:手のひらゲーム)と呼ばれていました。ポームは宮殿や教会の室内や壁に囲まれた庭で行われていて、歴代のフランスの王様はポームが好きだったそうですよ。
このゲームは13世紀にはイタリアへ広まりました。今日のガット(羊の腸)を 張ったラケットは14世紀にイタリアで発明されています。ラケット (Racquet, Racket)の語源はイタリア語のRachettaで、これはラテン語の Rachete(手首もしくは足首)からきています。また、アラビア語のRacketsは 「手のひら」という意味です。ちなみに「テニス」という言葉の語源は、フランス語の 「tenez(トネ−)」で、「ボールに飛びつけ!」と言う意味の言葉が訛ったものだそうです。
<参考>
エムズテニスパークHP テニス雑学 テニスの起源
はまのカズチャンです テニスの歴史(個人サイト)
法政大学体育・スポーツ研究センター紀要「テニスの謎」神和住 純 2007



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