本書は、以下のようなプロローグで私たちを『カフ・リンクスの世界』へと誘います。

大概の男性は少なくとも1ペアのカフリンクスはもっている。

父親は自分のカフリンクスを息子に、花婿は結婚式の先導役にカフリンクスを与える。
また、大統領は大使に、会社の社長は顧客、および忠実な側近にカフリンクスを贈る。

どんな男性でもドレッサーの一番上の引き出しをあければ、イニシャル、家紋、軍隊旗、誕生日、会社のロゴマーク、校章などのカフリンクスを見つけることができる。

情熱的なコレクターも存在する。
とりわけ熱心なコレクターであれば、1年以上の間、毎日違ったカフリンクスを身につけられる人もいるだろう。

Fabienne Falluel( Musee de la Mode et du Costume 服飾博物館のキュレーター)によると、カフリンクスは社会で受け入れられる数少ない男性装身具で、腕時計、ベルトのバックル、タイピンと並ぶものだという。

それは機能的であって、凛々しいものとみなされる。


カフリンクスの歴史、デザインの変遷をひもとく本書。
1991年、米国ニュー・ヨークの出版社よりハード・カバーが出版され、1999年、ソフト・カバーが出版されました。

19世紀から近年(1990年)に製作されたカフリンクスまで、美しい写真が満載でパラパラと頁をめくって眺めているだけでも楽しい本です。
カルティエ、ティファニーなど、老舗宝石店が手がけたジュエリーから、プラスチックを活用したポップなものまで、様々なカフリンクス見ることができます。


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