2006年10月

エピソード 癸

「亡くなった父が金属資源の開発関係の仕事で世界を飛び回っていて
(南米、アフリカ、オーストラリアを含む)、
各地でセレモニー時のプレゼントとして
それぞれの地域や会社生産の金属をほどこしたカフリンクスをプレゼントされていました。
遺品の整理をした十数年前には、私自身がカフリンクスに関心がなくて、
ほとんど処分してしまったのが残念です。

でも私がカフリンクスに興味を持ったのも、その父が亡くなる少し前に作ったスーツを(体型が同じなので)着てみたところ、女性が見る目が変わったことがきっかけです。
高級スーツの威力をはじめて知りました。
その延長でスーツ姿で最もエレガントなものとしてカフリンクスに行きつきました


 <ペンネーム:島 八十八 様>


とてもダンディなお父様の姿を想像してしまいました。
遺品のカフスボタンを処分されたのは本当に残念!
ヴィンテージを扱っていると、記念品的なカフリンクスに出会うのですが、海外のものは材質・意匠が凝っていて面白いです。
カフスボタンが無くとも、<島 八十八 様>は、お父様のスタイルを確かに受け継いでおられるように感じます。

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カフリンクス(カフスボタン)専門店カフショップ

エピソード癸

「私がカフスボタンをするようになったのは
クリスマスツリーがきっかけです。

私は、幼少期から地方の純和風な家庭で育ったせいか、
自宅はおろか近隣にもクリスマスツリーなんて
ゴージャス且つ舶来チックなものはなく、
唯一、駅前のデパート前に毎年大きなツリーが1本だけ
色とりどりの電飾に演出されながら輝いていました。

毎年冬になると男の子のくせに、そのツリーを眺めるのが大好きでした。

そのせいか、大人になった私は、妻子の冷ややかな視線にもめげす、
自宅に巨大なツリーを毎年飾りひとりで喜んでいますが、
数年前、ふと街角で、色ガラスで出来たカフスボタンを見つけた時、
あの懐かしいツリーの電球を思い出し、
当時カフスボタン用のシャツも持っていないのに、思わず購入しました。

それがご縁で、今ではすっかりカフス好きです。

時折、ぼんやりと腕元のカフスボタンを見ると、
子供のころの懐かしい記憶が今でも蘇ってきます。」

 <ペンネーム:ロブ 様より>

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今年もクリスマスが近づいてきました。
幾つになっても、華やかなクリスマス・デコレーションを見ると胸躍らされます。
いつもより少しだけ浮き立つような華やかな気分、何か特別な感じを、カフスボタンは与えてくれるのかもしれません。

カフショップの「カフスボタンの日・カフスボタンのエピソード」2006年にご応募くださいました皆様、本当にありがとうございました!!

お寄せいただいたエピソードの一部をご紹介させていただきます。


エピソード癸

「私が始めてカフスボタンをつけたのは大学を卒業して会社に就職をしてからです。

学生時代は、いつもTシャツにジーパン姿で、両親から就職のお祝いに初めてカフスボタンをもらいました。

はじめはつけ方もわからず、父につけてもらったのを今でもよく覚えています。
そのときの父の目には少し涙が潤んでいたように思いました。

その父も他界して7年、今でも大事にそのときのカフスボタンはなおしています。

来年は定年を迎えます。

定年の日には、父からもらったカフスボタンをつけて出かけてみようと思っています。」

<ペンネーム:団塊の世代 様より>


父から子へ、世代を超え受け継がれ、身に着けられる品がカフスボタン。
カフスボタンを通して、今もお父様が<団塊の世代様>を見守っておられるような気がします。

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レイのエッセンスが凝縮されたイントロ映像(そのままウィスキーのCMになりそう!)にしびれました!

『レイ』2004年アメリカ

監督 : テイラー・ハックフォード
出演 : ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、シャロン・ウォレン
    レジーナ・キング、アーンジャニュー・エリス、クリフトン・パウエル


映画「RAY」のイントロです。

「WHAT’D I SAY」を演奏するレイ。

2本の紫煙が縦の渦になりながら立ち上がる。
ハモンドオルガンの鍵盤が画面の右上から斜めに現れる。
突然、黒い大きな手の中指が白鍵をたたき、右手も追って演奏を始める。
鍵盤は水平に移動していく。再び紫煙が立ち込める。
カメラは、鍵盤を真上から映し出す。
しっかりとした、黒い両手の甲がリズミカルに動く。
左手の袖からチラッと見える、シルバーの腕時計。
ブルーのスーツ/黒のポケットチーフ/黒い蝶ネクタイ/黒いスタッドボタンのズームアップ。
ハモンドオルガンの伴奏とともにレイの右足とペダルがステップを始める。
紫煙とともにドラムセットのシンバルが画面の左下から斜めに飛び出す。
右手のスティックが小刻みにシンバルを叩き始める。
スティックを持った、袖のアップ。
それが激しく上下に揺れる。
鍵盤と左手の袖を真横からのアップ。
黒いレイバン風のサングラスのアップに鍵盤が映し出され、サングラスは顔や身体とともに大きく揺れ始める・・・。

わたしが持っているCDよりもはるかに音質が良く、特にシンバルのクリアな音に感動。
本編の中に同じ曲が登場しますが、この曲の前半の楽しさは、このイントロでなければ表現で出来なかったでしょう。
当然、袖はカフリンクスで留められています。
なるほど、こんなに激しい運動に耐えているのかと感心。まるで、振動テストのようですから。
どのようなカフリンクスかは、ぜひ、ご自分の目でご覧になってみてください!

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